青汁とは野菜の葉の部分の汁のこと

青汁は植物の葉を汁にして搾った“野菜ジュース”のことです。

お湯を注いで抽出する健康茶と比較すると、野菜をまるごとジュースにして搾るため、含まれている栄養価を効率的に摂取することができます。

1日に必要な野菜の量は350g以上”とされていますが、生の野菜をそのまま大量に食べるよりも効率よく摂取できるので、野菜不足解消に役立つ健康食品として人気を集めています。

緑色のジュースなのに青汁と呼ばれている理由ですが、古代の日本ではもともと緑色を指す単語がなく、「青」で表現されてきた習慣があるためといわれています。
これは青信号などもそうですが、それの名残りと言われています。

~ 流通している商品の種類 ~

市販されている商品には、粉末状に加工された「粉末青汁」や冷凍加工された「冷凍青汁」が販売されています。また、最近は「ジェルタイプ」の食べる青汁や粒上の「タブレットタイプ」なども出てきています。

「粉末青汁」は水に溶かして飲み、「冷凍青汁」は解凍してから飲みます。

なかでも流通が容易で長期保存も可能、そして簡単に飲めるなどの点から“粉末タイプ”の商品が主流となっています。

ただ、テレビなどで紹介されている人気商品のほとんどは、スーパーや百貨店などの店頭では販売されていません。
青汁を購入する際は、電話によるオペレーター注文か、もしくはインターネット通販で直接購入するのが一般的です。

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~ 使用されている原料 ~

欧米の野菜ジュースの場合、ほうれん草やキュウリ、リンゴなどの一般的な野菜や果物が使用されていますが、日本で市販されている青汁は“栄養価の高い特別な野菜”が使用されています。

ケールをはじめ、大麦若葉や明日葉、長命草、桑の葉、熊笹、すいおうの葉、ゴーヤなどの野菜が使用されておりますが、これらの原材料の違いによって飲みやすさにも違いが出てきます。

青汁は1杯あたり100円程度の商品が多いため、スーパーの野菜ジュースと比較すると割高ではありますが、使用されている原材料の栄養価や製造方法、食物繊維などの点で大きな違いがあります。

大麦若葉はわりと飲みやすく、ケールや明日葉には多少クセのある傾向がありますが、まずは低価格のお試しサンプルで味見してみることをおすすめします。

~ 青汁は自分でも作れる? ~

ケールなどの種子は市販されていますので、自家栽培してジューサーで搾ることもできますが、搾汁方法によっては損なわれる栄養素も出てきてしまいます。
また、栽培できる量や育てる手間の面から考えても、市販の商品を購入するのが効率的といえるでしょう。

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